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油彩 旅の途中 S100号

864,000円

作家:山口愛

サイズ F100号 162cm×162cm

キャンバスに油彩

2014年 ~2016年

配送については応相談

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ドローイングを得意とする山口愛の100号サイズの油絵。
陶板絵や板絵、紙にドローイングなど、制約がある中で生きる山口の線。
油絵の具は、山口にとっては自由度が増し、かえって扱いづらい素材だという。学生の頃より、油絵を描きたくても、そこでは自分の良さは発揮できないと日々悩み続けていた山口。
そんな思いを抱えながら、自分にあった素材を使ったり、独自の技法をあみ出したり、制作を続けてきた。2015年、陶芸家水谷智美との共同制作が(展覧会「つくるというまじない」)、山口に与えた影響は非常に大きい。

以下、山口愛の言葉。

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昨年、島根県の水谷さんの工房で土ものへの絵付けを行い、薪窯で自分の描いた絵の作品を焼くという体験をした。描いた絵が、1000度を越える炎に包まれ姿を変えて窯から出てきたことの感動と興奮は絶対忘れない。
自分のコントロールできない領域で、色も質感も変わり、生まれ変わって出てきた絵は作品としての存在感が違った。

自分の絵が、見えない何かに「許された」と感じた。

その時、油絵がなぜ自分にとって難しいのかがわかった。
油絵は、自分の描く線や形を自分で許さないといけないのだ。

版画の「反転」、写真の「現像」、
陶板絵の「炎」という要素が、油絵を描く自分自身にはないのだ。

自分で自分を「許す」こと。
それは、油絵を描くにあたって最大の困難であり、最大の魅力なのだ。

共同制作で、それにはじめて気づくことができた。
と、同時に、諦めることができた。

自分で自分を許す、ということと、自分に自信を持つ、は似ているようで違う。
油絵において、自信もなければ、自分を許すこともできない。
でも、油絵を描きたい。
となれば、もう、諦めるしかないのだ。

私は、油絵に対して、諦めた。

自分の身体を生かして油絵の具で線をひき、その時手にした色を画面に置く。
なんとなく取った筆を使い、なければ指で描く。
疲れたときは下部分しか描かない。気に入った部分は最後までそのまま。
バラバラの画面。
それが私だ。

 

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