お知らせ:2007年より活動してまいりました馬喰町ART+EATは、2019年4月26日をもって閉廊いたします。
みなさまの長い間のあたたかいご支援・ご愛顧にスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

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展覧会に合わせた作品や、おすすめのものなどをご紹介。

足りない活字のためのことば 穂村弘

10,800円

作家:穂村弘

  限定30部(直筆サイン入り) サイズB4

 

 

○作品解説

ベースの俳句は自作の

別人のごとき寝言や沈丁花

旧仮名で分かち書きすると

べつじんの
ごときね「ご」とや
ぢんちやうげ

二つ目の「ご」が足りないので、クロスワード的に

ひつさつし「ご」とにん(必殺仕事人)
む「ご」んでんわ(無言電話)

を追加
その結果、見えない「ご」の周囲に
むね(胸)むし(無視)しね(死ね)とんとん(ノックの音、走る音)
などの関連語が発生。
全体として、足りない「ご」を中心とした詩的エリアをつくっています。

 

 

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「足りない活字のためのことば」展は、馬喰町ART+EATにて2013年10月1日(火)〜11月2日(土)に開催され、その後、東北を巡回しました。

 

展覧会概要についてはこちらをご覧くださいませ。

 

三陸・釜石の印刷工場で、東日本大震災を生きのびたわずかな活字。
人の手から手へと託されたその「足りない活字」のために、12人の作家が「ことば」を紡ぎました。
足りない活字で印字できる「ことば」だけで構築した詩、あるいは短歌、あるいは俳句が全部で12生まれたのです。

 

そのうちのいくつかには、国内外の7組のアーティストが挿絵(版画)を制作しました。
また、12の作品は、KAMAISHI LETTERPLESS の溝上幾久子がひとつひとつ手作業で組版し、手動の簡易活版印刷機で限定30部を印刷。
最後に作家のみなさまの手で各部に自筆サインを入れていただきました。
販売作品は、いずれも手から手へとリレーされ、1枚、1枚ていねいに仕上げられた貴重なシートのうちのひとつです。

 

なお、売り上げの10%は、釜石社会福祉協議会・生活ご安心センター(旧ボランティアセンター)との協議の上、釜石地区の災害記録集作成費の一部として活用させていただきます。
同団体は震災直後から釜石で息の長い活動を継続し、現在もなおガレキ撤去、引越支援、仮設住宅運営支援など幅広い活動を行っています。

たり

 

 

○穂村弘プロフィール

1962年、札幌生まれ。現代短歌を代表する歌人の一 人。日経歌壇選者。 1990年、歌集『シンジケート』でデビュー。詩歌、評論、エッセイなど幅広いジャンルで活躍中。 著書に、歌集『手紙魔まみ、夏の引越し (ウサギ連れ)』『ラインマーカーズ』、エッセイ集『世界音痴』 『にょっ記』『絶叫委員会』 『君がいない夜のごはん』『蚊がいる』、詩集『求愛瞳孔反射』、絵本『えほん・どうぶつ図鑑』(絵・横尾忠則)などがある。 『短歌の友人』で第19回伊藤整文学賞、「楽しい一日」で第44回 短歌研究賞、『あかにんじゃ』(絵・木内達朗)で第4回ようちえん絵本大賞を受賞。 また石井陽子とコラボレーションしたメディアアート作品『「火よ、さわれる の」』でアルス・エレクトロニカインタラクティブ部 門栄誉賞を受賞。

 

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