お知らせ:2007年より活動してまいりました馬喰町ART+EATは、2019年4月26日をもって閉廊いたします。
みなさまの長い間のあたたかいご支援・ご愛顧にスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

event

イベント

つくるというまじない

日程:2016.2.12(金)〜2.27(土)

- 火・水 11:00~19:00(L.O. 18:30)
- 金・土 11:00~21:00(L.O. 18:30)
- EAT time 11:30~18:30
(14:00までドリンクサービスあり)
- 日・月・木・祝休廊
- 最終日17:00まで

水谷智美作品ページ(随時更新中)

山口愛作品ページ(随時更新中)

m1

古代のひとびととわたしたち

水谷智美×山口愛

◎陶板、製塩土器、祭文土器、彩炻器、絵

———————————————————————

陶芸家、水谷智美はここ数年、夫の水谷渉とともに島根県松江に築窯し、作陶してきた。
古墳と神話の里、出雲。
窯場のまわりを掘ればどこからでも土器の欠片が飛び出す場所で土に向かう水谷は、自ずと古代の人々の心を手探りする。

画家、山口愛は、年々、キャンバスに油彩というフレームからはみ出して、壁画、板絵、絵馬、陶板へと、表現の支持体をよりプリミティブな方向へと広げてきたように見える。

水谷が成形した器に山口がベンガラや鉄釉で絵を描き、水谷が焼く。あるいは、山口が型をつくり、水谷が施釉、成形して焼く。

かねて強く引き合ってきた二人の作家が、「古代の人々とわたしたち」が繋がっていることを確信し、人がものをつくるということの根源を求め、深いところに降りて行こうとした痕跡を展示します。

CIMG2237_2工房の登り窯から煙が上がる

展覧会によせて 山口愛

器のはじまりは、手のひらか、大きく開けた口だったと思います。
川の水をすくうために手のひらでつくったくぼみ。
雨水を飲もうと空に向かってぱくっと開いた穴。

絵のはじまりは、誰かが地面に引いた線だったと思います。
印のような、境界線のような線です。
絵という認識のない、意志を持って引かれた線。
踏まれたり、風で消えてしまった歴史に残っていない線たち。

器も絵も、はじまりはすぐに形の消えてしまうものであって、
そういう形のない最初の器、最初の絵が、たくさんの人によって、
つくられては消え、つくられては消え、繰り返されてきたのです。

その繰り返しが、私たちの深いところに根をはり、地下の水脈のように流れているのです。

今、私たちが器をつくることに喜びを感じ、ただ線を引くだけ、点を打つだけで、心が解き放たれていくのは、そうして生き延びてきた古代の人々からの「つくるというまじない」そのものだと、強く思います。

水谷智美作品ページ(随時更新中)

山口愛作品ページ(随時更新中)

水谷智美 mizutani tomomi

1977 福岡県生まれ
1997 愛知県立芸術大学入学
2003 同大卒業、飛騨市にて築窯・作品制作

2011島根松江に窯を移築

◉展覧会
2004「和の生活展」
2005「和の生活展」
2008 個展gallery象家(愛知)二人展 in-touch(東京) 水谷智美『炻器展』馬喰町 ART+EAT(東京)
2009 水谷智美「土の器展」馬喰町 ART+EAT(東京)
2010 ルーシー・リー展ミュージアムショップ「ルーシーの心を継ぐ美しい家庭用の食器」 国立新美術館特設ショップ(東京)
2014 個展 馬喰町ART+EAT(東京)

山口愛 yamaguchi megumi

多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。
2009年より馬喰町ART+EAT勤務。
ギャラリー、キッチンをみながら、DMチラシ制作、web更新の係を担当。
山口イラスト制作室をたちあげ、イラストレーターとしても活動中。

2015年に、「まず、手を動かしてみる。」を合い言葉に、”ものつくりのはじまり”を体験する「てまぜ教室」を開催。
https://www.art-eat.com/event/temaze/

絵画、イラスト、消しゴムはんこ、木彫、裁縫など、いつも手を動かしている。
◉個展
2005『マジカルミステリーツアー』 上海倶楽部(渋谷)
2008『やまぐちめぐみ展』 馬喰町ART+EAT
2009『ひみつ基地はもうすぐそこ』 ギャルリー志門(銀座)
2010『壁画ドローイングと真夜中の絵たち』 馬喰町ART+EAT
2013『山口愛百貨展』 馬喰町ART+EAT

◉グループ展
2006 『人口背ビレ』 ART+(門前仲町)
2011 『馬喰町ART+EATスタッフ展』 馬喰町ART+EAT

◉賞
2003 エプソンカラーイメージングコンテスト グラフィック部門藤原新也賞
2004 エプソンカラーイメージングコンテスト グラフィック部門優秀賞

先頭へ