お知らせ:2007年より活動してまいりました馬喰町ART+EATは、2019年4月26日をもって閉廊いたします。
みなさまの長い間のあたたかいご支援・ご愛顧にスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

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イベント

祈りのかたち 大屋孝雄写真展

日程:2016.3.1(火)〜26(土)

◎関連イベント:《展覧会特別企画》【対談】大屋孝雄×青木 淳 「四国の仏像をめぐる時空の冒険」
- 火・水 11:00~19:00(L.O. 18:30)
- 金・土 11:00~21:00(L.O. 18:30)
- EAT time 11:30~18:30
(14:00までドリンクサービスあり)
- 日・月・木・祝休廊
- 最終日 14:00までとなります。
※3月12日(土) 15:00~と3月26日(土)14:00~はイベントのためギャラリーを閉めさせていただきます。

大屋DM

四国におわしますほとけたち

大屋孝雄が多摩美術大学教授の青木敦と共に四国四県32カ所の寺を巡り、約50躰の仏像を撮りおろしました。奈良・平安〜鎌倉時代にかけて、四国の遍路道や、その周辺の小さなお堂やお寺に残され、大切に守られてきた仏たち。その知られざる個性的な姿を、大屋孝雄の圧倒的な写真で魅せる展覧会です。大屋孝雄の写真作品は2016年2月、『四国の仏像ーいにしえの祈りのかたちー』として淡交社より刊行されました。特別企画として、本の著者である青木敦を招いて、対談を行います。共に旅をした、2人ならではの仏像談義を2回に分けて開催いたします。

 

本

『四国の仏像ーいにしえの祈りのかたちー』淡交社より

雑感四国撮影  大屋孝雄

多摩美術大学の美術館で開催された「祈りの道へ」という土佐の仏教美術の展覧会図録を撮影するため、監修者の青木先生とともに初めて四国の仏像を撮影に出かけた。 仏教美術は私も大好きな分野で、特に日本は木彫仏が、古く奈良時代から焼けずに残されている非常に希有な国だが、地方仏の情報の少なさもあって、四国にこれほどまで多くの優れた仏像が残されているとは思ってもみなかった。青木先生の調査で発見された仏像を中心にしたこの展覧会のための撮影で向かった先は、村やその地域の人々が大切に守ってきた仏たちで、山間の小さなお堂やお寺が中心であったが、その美しさにすっかり魅了されてしまった。今回の撮影でもやはり山間部奥深くのお寺山が多かった。土佐文旦の花からただよう馥郁たる香りが全山をつつみこむ山上の寺、また季節外れの台風の山道を10キロ以上も走りたどりついた出石寺では、猛スピードで過ぎ去った台風の雲間から霧がわき上がり、雲海の間から瀬戸内の島々が顔をのぞかせ、その素晴らしい自然の中に佇む美しい仏に、久遠の昔から仏が現れたような不思議な気持ちになり、本当に感動した。  四国は奈良時代の古い仏像も残されている。それらはまさに都ぶりの素晴らしいもので、都との非常に強い結びつきを感じる。また平安時代に入ってくると四国独特の顔を持つ仏像も作られるようになってくる。その都ぶりをふまえた独自の顔立ちは、大変気品があり、そしてやさしく魅力的だ。四国は四方海で囲まれている地形上、独自の文化もはぐくんで来た。四国遍路などもその一つだと思う。遍路は故郷を追われまたは逃れざるおえなかった人々が、施しを受けながら、生涯四国を回る「職業遍路」なども行われ、又足摺岬など補陀洛渡海の出発地もあり、本当に魂の救済を考えさせられる聖地の深みを見ることが出来る。その思い、祈りが確実に仏像に反映しているように思えてならない。大変美しいが厳しい自然の風景の中に、仏像を介して四国遍路の歴史と祈りの深さが見えてくる。 そんな思いで、仏像を見ることが出来、なおさら四国の仏たちに強く引きつけられた濃密な取材の旅であった。

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《展覧会特別企画》【対談】大屋孝雄×青木 淳 「四国の仏像をめぐる時空の冒険」

予約受付中

その①  3月12日(土) 16:00~17:30

その②  3月26日(土)15:00~16:30

参加費:各回¥1,500(ワンドリンク付) 各回40名 予約制

  • ・お申込みは電話(03-6413-8049)、メールにて承ります。
  • ・必ず、☆参加希望日①お名前 ②人数 ③ご連絡先をお知らせください。
  • ・メールにてお申し込みの場合は、こちらからの返信メールをご確認いただいた時点でご予約が完了致します。「お申し込みメール」「返信メール」ともイベント当日まで保存していただくようお願い申し上げます。
  • ・キャンセルは、1日前からキャンセル料(全額)が発生致します。ご了承下さいませ。

大屋孝雄(おおや たかお)

1955年東京都生まれ。写真家。
日本大学芸術学部写真学科卒。

雑誌や書籍を中心に美術品の撮影を主とした活動を行っている。
掲載された書籍は『古くて美しいもの』『はな ひと うつわ』(ともにコロナ・ブックス)をはじめ、海田曲巷『茶杓三十選』(求龍堂)、尾久彰三『観じる民芸』(世界文化社)、山本野人『戯れの骨董ーうたかたの仏教美術』(淡交社)など多数。ほかにカレンダー『台北故宮博物院名品集』もある。
2012年、コロナブックスより『東北の伝承切り紙 神を宿し神を招く』を上梓。
2016年2月、淡交社より『四国の仏像ーいにしえの祈りのかたちー』を上梓。

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