お知らせ:2007年より活動してまいりました馬喰町ART+EATは、2019年4月26日をもって閉廊いたします。
みなさまの長い間のあたたかいご支援・ご愛顧にスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

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イベント

書物変身譚 Exhibition Director 今福龍太

日程:2014.8.5(火)〜30(土)

◎関連イベント:◉トークイベント
※8月13日~18日はお盆休みとなります。
- 火・水・木 11:00〜19:00/金・土 11:00〜21:00
- 日・月・祝休廊
- 最終日17:00まで

書物変身単譚 Exhibition Director  今福龍太 2014.8.5(火)〜30(土)

「書物変身譚」へのイントロ

書物のはじまりとは、人間が森羅万象の変身可能性を確信したときだった……。そんな直感にうながされて『書物変身譚』(今福龍太著、新潮社刊)は生まれました。本とは、本の姿をとるはるか以前から、変身という運動に取り憑かれていたひとつの意志だったのです。琥珀、洞窟壁画、植物の種子、葉、年輪。書物以前の書物の始原を訪ね、さらに書物の形態を変容させながら人間が試みてきたさまざまな表現の軌跡を追いながら、いま、私たちが還るべき書物の真の故郷を探り当ててみましょう。『書物変身譚』の精神を展示空間にひらき、私たちを書物巡礼の旅へといざなう、どこにもない場所がここに姿をあらわしました。

出品作家:蓜島庸二・安部典子(美術/ブックオブジェ) / 井藤昌志(木工) / 今福龍太・兼田言子(写真) / 津田貴司(サウンド)

◉トークイベント

満員御礼!

特別関連企画

8月8日(金)18:00~20:00 吉増剛造(詩人)×今福龍太(文化人類学者) 「オクタビオ・パスの庭で」

詩人オクタビオ・パスが生まれて今年でちょうど100年が経った。彼の生命をはぐくんだ庭もまた一世紀の歴史を生きてきた。よく手入れされた知性の花々が咲き乱れ、いまだ名を与えられない野生の樹木を茂らせた庭。この15年ほどは主のいない庭であったが、かえって訪れる人は増え、花々の種は訪問者たちに分け与えられ、そこからいくつもの小さな庭が世界に移植されていった。メキシコ自生の花々、マヤの琥珀玉、ヒンドゥーの神話、芭蕉の旅の手帖、レヴィ=ストロースの蜜蝋、ケージの音の建築……。 そんな宝物が隠れたこの庭で遊ぶことは、世界の詩と真実をあらたなヴィジョンのもとで学び直すことだった。花々の、木々の根元には、無数の書物が腐葉土として盛られていた。庭は蟻塚のような暗い内部を孕んだ土の塔でもあった。渦を巻きながら蛇行する壮大な河の流れでもあった。ハチドリの微かな羽音がウェウェトルの空洞に谺する聖なる楽器でもあった。光と影がつむじ風のようにからみあい、ことばの弦を静かにふるわせた。『書物変身譚』もまた、この庭から見知らぬ鳥が運んできた果実のひとつである。 知らぬまに、「オクタビオ・パスの庭」の客人(まれびと)となっていた吉増剛造と今福龍太による、新たなエリゼの園(ルソー)での即興朗読+即興対話。

  • ・お申込みは電話(03-6413-8049)、メールにて承ります。
  • ・必ず、①お名前 ②人数 ③ご連絡先をお知らせください。
  • ・メールにてお申し込みの場合は、こちらからの返信メールをご確認いただいた時点でご予約が完了致します。「お申し込みメール」「返信メール」ともイベント当日まで保存していただくようお願い申し上げます。
  • ・キャンセルは、1日前からキャンセル料(全額)が発生致します。ご了承下さいませ。
講師プロフィール

吉増剛造 よします ごうぞう

吉増剛造詩人。 1939年生まれ。慶応義塾大学国文学科在学中より詩作を始め、64年に第一詩集『出発』を刊行。以降、たえず現代詩の最前線を切り拓く詩作品を発表するとともに、詩の朗読を伴うパフォーマンスを世界各地で行う。80年代からは銅版に言葉を打刻したオブジェや写真作品を本格的に発表し、国内外で個展を開催。主な詩集に『黄金詩篇』『オシリス、石ノ神』『螺旋歌』『花火の家の入口で』『ごろごろ』『裸のメモ』、写真集に『表紙 omote-gami』『盲いた黄金の庭』など。2006年にデジタルビデオ作品の創作を始め、自らの映像をgozoCiné(ゴーゾーシネ)と命名。以降、撮影・語り・サウンドのすべてを一人でこなしつつ同時収録されるたぐい稀なCinéを多数発表、さまざまな機会に上映している。2009年に19作品を収録したDVD+BOOK『キセキ』を刊行。2011年には東京にて「予告する光」を開催し、映像全52作品が一挙上映された。近著に『詩学講義 無限のエコー』など。

今福龍太 いまふく りゅうた

今福龍太 文化人類学者・批評家。1955年東京生まれ。東京外国語大学大学院教授として修辞学・群島論・歴史形象論等を教える。サンパウロ・カトリック大学コミュニケーション・記号学科大学院客員教授として随時セミナーを開催。同時に、キャンパスの外に新たな遊動的な学びの場の創造を求め、2002年より奄美群島において巡礼型の野外学舎〈奄美自由大学〉を主宰。著書に『クレオール主義』、『移り住む魂たち』、『野性のテクノロジー』、『ここではない場所 イマージュの回廊へ』、『ミニマ・グラシア 歴史と希求』、『群島-世界論』、『サンパウロへのサウダージ』(レヴィ=ストロースとの共著)、『ブラジルのホモ・ルーデンス サッカー批評原論』、『身体としての書物』、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』、『薄墨色の文法』など多数。近刊に『書物変身譚』(新潮社、2014)。

◉編集・造本塾「琥珀から本をつくる方法」(講義+ワークショップ+制作)
  • – 8月10日(日)/24日(日)13:00〜18:00
  • – 全2回(講義&ワークショップ形式。2回連続で1講座です)
  • – 受講料¥10,000(材料費込+各回1ドリンク)
  • – 講師:今福龍太(批評家)/佐藤篤司(グラフィックデザイナー)/竹中龍太(エディター)
  • – 予約制 定員15名(電話・メールにて申込。先着順)
  • – 若き編集者、デザイナー、すべての書物愛好家の方歓迎。
編集・造本塾「琥珀から本をつくる方法」(講義+ワークショップ+制作)

わたしたちが愛してやまない“本当の書物”はどこに行ってしまったのでしょうか? 書籍出版をめぐる目先の実利的・技術的議論は、長い時間をかけて醸成された書物本体の意味を置きざりにしたまま進められています。 だからこそ、いまここで書物というイデアの源泉をたどり直し、生命体としての書物の声に謙虚に耳を傾けながら、書物の本質を問い直してみたい…。 わたしたちはそのように考え、すべての生命が光り輝く盛夏の午後に差す書物の濃い翳を探るべく、二日間限定の「編集・造本塾」の開校を思い立ちました。 ここで語られるのは、書物のめくるめくばかりの変身物語。書物と呼ばれるべきものとは何なのか、本をつうじてわたしたちは何を夢み、 何を本当に生み出そうとしているのか。文化人類学者・批評家=今福龍太の新著『書物変身譚』(新潮社)で描かれた斬新かつ深遠な書物ヴィジョンを手がかりに、 みなさんとともに考えてみたいと思います。 そして講座の最後には、一つしかない特別の小冊子、「琥珀の嬰児」が、本塾の記録としてみなさんの手もとに姿をあらわすでしょう!

講座プログラム(予定) ◯第1回(8月10日) 1) Introduction:『書物変身譚』ができるまで 2) Lecture:書物変身のさまざまな形を見る/触れる 3) Workshop:『書物変身譚』を変身させる──Re-Designの試み ◯第2回(8月24日) 4) Lecture:「運動」としての書籍出版 5) Lecture & Workshop:琥珀は華氏451度で燃えあがるか? 6) Workshop :経本折り小冊子の編集と制作

本塾テキスト ◯今福龍太『書物変身譚』 (ブックデザイン=佐藤篤司 新潮社 2014年6月刊) ◯レイ・ブラッドベリ『華氏451度』 新訳版 (伊藤典夫訳 ハヤカワ文庫 2014年6月刊)

  • ・お申込みは電話(03-6413-8049)、メールにて承ります。
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  • ・メールにてお申し込みの場合は、こちらからの返信メールをご確認いただいた時点でご予約が完了致します。「お申し込みメール」「返信メール」ともイベント当日まで保存していただくようお願い申し上げます。
  • ・キャンセルは、1日前からキャンセル料(全額)が発生致します。ご了承下さいませ。
講師プロフィール

今福龍太 塾長=批評家

1955年生まれ。文化人類学者・批評家。東京外国語大学大学院教授、遊動型の野外学舎「奄美自由大学」主宰。主な著書に『クレオール主義』(ちくま学芸文庫)、『ミニマ・グラシア』『群島−世界論』(岩波書店)、『身体としての書物』(東京外国語大学出版会)、『レヴィ=ストロース 夜と音楽』(みすず書房)、『薄墨色の文法』(岩波書店)、『書物変身譚』(新潮社)など。

佐藤篤司 ゲスト講師=グラフィックデザイナー

1959年生まれ。グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学卒業後、杉浦康平デザイン事務所勤務を経て2009年に独立。一般書籍、雑誌から、辞書、絵本、コミックまで幅広い出版物のデザインを手がける。今福龍太『薄墨色の文法』(岩波書店)、『書物変身譚』(新潮社)のブックデザインを担当。現在、武蔵野美術大学基礎デザイン学科非常勤講師。

竹中龍太 本塾ディレクター=編集者

1968年生まれ。編集者。週刊読書人、メタローグを経てフリーに。2008〜14年、東京外国語大学出版会勤務、同会の立ち上げにかかわる。編集を担当した書籍に、黒川創『国境』(メタローグ)、姜信子『棄郷ノート』(作品社)、今福龍太『身体としての書物』(東京外国語大学出版会)ほか多数。リトルマガジン『attention』発行人。

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