お知らせ:2007年より活動してまいりました馬喰町ART+EATは、2019年4月26日をもって閉廊いたします。
みなさまの長い間のあたたかいご支援・ご愛顧にスタッフ一同、心より感謝申し上げます。

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イベント

はじめましての器、そば猪口と小皿展2011.3.1(火)〜 4.2(土)

※このイベントは終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

  • ◎企画:うつわ祥見×馬喰町ART+EAT
  • ◎11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
  • ◎日月祝休み
はじめましての器、そば猪口と小皿展 DM
◉出展作家
石田誠 尾形アツシ 浅井純介 小野哲平 小山乃文彦 須藤拓也 須田二郎 寒川義雄 竹花正弘
田谷直子 鶴見宗次 広川絵麻 深田容子 村田森 横山拓也 吉岡萬理 吉田直嗣 矢尾板克則

手のひらに器を包むとき、
わたしたちは、なつかしい時のなかにいる。
積み重ねていく、日々。
どこかにあるのではなく、
手のひらに包まれるもののなかにある暮し、器と時間。
「はじめまして」「こんにちからよろしく」。
そば猪口と小皿をテーブルに置いてみる。
そこから、ゆっくり始まる、ものがたりがある。

器は一つの用途に限らず、日々、多くの場面で使ってこそ
手に馴染み、道具としての親しみや愛着が深まっていくものです。
なかでも、そば猪口はコーヒーやお酒などの飲み物、
そして小鉢として料理にも使える頼もしい器。
小皿との組み合わせを考えると、より多様使いが楽しめます。
本展では18名の作り手による「そば猪口と小皿」の器が一同に集います。
粉引き、刷毛目、紅毛手、織部、灰釉、色絵など。
小さな器から新しい作り手との出会いが生まれるかもしれません。
器を選ぶときに知識は必要ではありません。
器は特別なものではなく、アートと同じように、自分が好きかどうかで選ぶもの。
「食とアート」の空間でゆっくりと、手に包み、会話を楽しむように器を選んでください。
また、親しい人を思いやり、そば猪口と小皿を組み合わせて贈り物に・・・。
春に向けて新しい生活を送る方へ想いを伝えられるかもしれません。
食べたり、飲んだり、慈しんだり。器と出会い、そこから始まる時間があります。
ともに暮す器を選ぶ楽しさに満ちた「はじめまして」がたくさん生まれますように。
どうぞゆっくりと、ご覧ください。

祥見知生

■作家紹介

■石田誠   (松山)
讃岐の粘土で薪窯焼成による南蛮焼締の器。
砥部の磁器土で紅毛手、深い色あいの白磁など。
器本来の原点を常に見つめる素朴で包容力のある器。
■尾形アツシ (奈良)
土の持ち味に逆らわず、
それぞれの土のよさを引き出す粉引き、刷毛目、灰釉の器。
土味のあるそば猪口に人気がある。
■浅井純介  (千葉)
美しく丁寧な作風は使われる道具としての確かな信頼を感じさせる。
豊かな緑色が特長の織部など、
独特の美意識によって作られるモダンな器。
■小野哲平  (高知)
素朴で土のあたたかさを感じる器。
やさしく手に包むとそのよさが実感できる。
使う人を励ます力強く頼りがいのある日々の器。
■小山乃文彦 (常滑)
常滑の力強い土の気配の残る粉引きにこだわり作陶する。
やさしい乳白色の粉引き、刷毛目の器を中心に出展。
■須藤拓也  (東京)
白釉の透明感のある器、白磁の洗練さ。豊かな黒を引き出す鉄釉。
人の手を残し、あたたかさを感じる作風は心休まる。
■須田二郎  (東京)
森を守る仕事から間伐の木材を器に。木の姿を知り、それを生かす。
木工家として自然への眼差しが器そのものにあらわれる。
■寒川義雄  (広島)
土・磁器にかかわらず、やきものとして器はどうあるべきかを
常に見つめる作品群。真摯な取り組みが実を結び、
個人の個性が器の良さとして定着している。
鎬のそば猪口などを出展。
■竹花正弘  (唐津)
薪窯で焼成した粉引き、白磁。めし碗や皿、湯のみなど、
丁寧に作られた手に包む器には日々使われる「食器」への
真摯な取り組みがあらわれている。
■田谷直子 (神奈川)
瑠璃釉、灰釉。暮らしのなかで生かされる
用の美を最も意識して器を作る。
手取りの安心感や、食材を美しく映える色合いなど、
日本の食卓に寄り添う和の器、本来の姿を思い起こさせる。
■鶴見宗次  (常滑)
伊賀地方の原土にこだわり手びねりで器をつくる。
食材の色を美しく映す器は使ってさらに育つ素朴なよさがある。
■広川絵麻  (高知)
高知の土の良さを引き出す長石釉や灰釉の器。
素朴でてらいのない器を目指し作陶する。
荒削りな純粋さが魅力の一つとなり、
人へ思いが届く暮らしの器の作り手。
■深田容子  (茨城)
グレイ粉引き、黄粉引き、独特の質感と色合いの灰釉。
控えめで優しく、和洋の垣根がなく、どんな料理も受け入れる度量の器は
使われるほどに土が馴染み、より道具としての輝きを増してくる。
■村田森   (京都)
古伊万里、李朝を手本に染付けと白磁。
陰刻や陽刻など手間のかかる仕事に見るべきものがある。
薪窯焼成を中心にした深い味わいの器。
■横山拓也  (岐阜)
黒土に何度も白化粧を施した印象的な器をつくり注目される。
それらは独特のかたちと存在感が際立つ。
静けさと力強さの両方を内包した佇まいから
土の線の美しさが訴えてくる。
■吉岡萬理  (奈良)
人を励ます朗らかな美しい器には世代を超えた人気がある。
潔いロクロ、色鮮やかな色絵、昨今取り組んだ長石釉の猪口を出展。
■吉田直嗣  (静岡)
白磁作家・黒田泰蔵氏に師事。独立後は鉄釉の黒の器をつくり、
美しいかたち、深い色合いで独自の世界を作り出した。
近年取り組んだ白磁の器も合わせて出展。
■矢尾板克則 (新潟)
詩的な広がりを見せる独特の感性で作られる世界を
「ヤオイタワールド」と称される。
既知の懐かしい風景をともに見つめているような感覚が最大の魅力。
器から語りかけるものに耳を澄ますような、静かな共感が広がりゆく。

祥見知生プロフィール

神奈川県鎌倉市在住。うつわ祥見主宰。
2002年 鎌倉の高台に「うつわ祥見」をオープン。
こどものうつわ展、ごはんのうつわ展、美しいめし碗展など、
テーマ性のある器の展覧会を各地で開く。
著書に『うつわ日和。』『セツローさん』(ラトルズ)、『日々の器』(河出書房新社)、
『器、この名もなきもの』(里文出版)、『DVDブック うつわびと小野哲平』(ラトルズ)など。
高知県立牧野植物園「樹と言葉展」企画・共催。
細野晴臣ら音楽家との交流も深く、大貫妙子、高田漣、高野寛などの音楽ライブを企画する。

うつわ祥見ホームページ http://utsuwa-shoken.com/

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